GLEP海外体験研修(ジンバブエ)の報告
?グローバルリーダー教育プログラム(GLEP)では、1年次春休みや2年次夏休みに1-2週間程度の海外研修「グローバルプロジェクト入門」を実施しています。主に、現地学生との交流や、大学での講義の受講、現地の企業訪問など様々な体験をします。
?派遣国は毎年異なりますが、2023年の夏休みはジンバブエとベトナムに飛び立ちました。
?ジンバブエの海外研修では、8-9月(13日間)学生7名+引率教員1名が参加し、「ジンバブエ大学の講座受講及び現地学生との交流」「首都ハラレにおける宗教儀礼の調査」「各学生の課題における住民への聞き取り調査」「リンガ村の農村部におけるホームステイ、フィールドワーク、クリニック訪問」「音楽を通じたアーティストの支援を通じて、188体育平台協力についての問題に向き合う」などの様々な体験をしました。
?今回は、学生の報告書から農村フィールドワークの中で各ホームステイ先で体験した内容を一部紹介します。
牛の乳しぼりを体験し、取れたての牛乳を使ったミルクティーを飲んだ。
薪を取りに草原に行き、頭にのせて運んで帰った。
ンビラ(アフリカルーツの民族楽器)の演奏&シャンガーラダンスを教わった。
ホストファミリーに日本語を教えたり、日本の少子高齢化、ジンバブエの労働環境についてディスカッションをした。
壁にどういった材料で描くのかを教えながら私を描いてくれた。リンガ村では井戸の底からとれた土壌を砕いて粉末状にして、水で溶かし絵の具として使用していた。
ンビラづくりを体験したが、とても重く一本の鍵盤を作るのにすごく時間がかかった。
プライマリースクールの内装工事のお手伝いをした。
?研修に参加した感想
- 日本人から見ると、電気や水道、ガスが通っていない、インフラが整っていないジンバブエですが、現地の人々が可哀想、大変そうと思うのは、日本人から見た一方的な考えなのではないかと思った。
- 偏見や固定観念をできる限り捨てて、相手の文化を受け容れてみよう、理解してみようと思うことが一番大切だと感じた。
- 日本とジンバブエの医療環境の違いについて学ぶことができた。日本は西洋医学が主流であるが、ジンバブエでは東洋医学が浸透していることが分かった。
- ホームステイの村では4日間ガス?水道がなく、電気も薄暗い明りでしたが、限られた資源の中で過ごす彼らの知識、思考に触れることができた。
- 観光地としてジンバブエを訪れたとしてもきっと知ることがなかったリンガ村への訪問が引率教員のおかげで実現したことも個人的にかなり大きい経験となった。
- ジンバブエの人にとって音楽はとても身近な存在であるということを知った。